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人修羅(メイキング付き) [GAME − ATLUS]

hitosyura.jpg

出来上がり時にヘソの上あたりで画像を切るつもりでズボンを描かなかったので
すが、勿体ないのでそのままupします。マッパ主人公?こんなでも混沌王(爆)。 


と、メイキングを希望して下さる奇特な方がいらっしゃったので、役に立つのか
どうか解らない制作過程を追記に載せておきます。まあ、私はこんな感じでやっ
ていますよー、くらいの気持ちで見て頂ければ幸いです(汗)。


※ 作業は全てPhotoshop5.5にて行っております。

ex.gif
◆ 下描き~主線入れ ◆


画像のサイズは完成サイズ×4で作業しています。(完成サイズが縦500×横400pixleなら、縦2000×横1600pixle)
このあたりは個人の好みがあると思うので、やりやすいサイズを模索して下さいな〜。
因に解像度は300pixle/inchです。後に印刷を考えているなら360pixle/inchにします。


下描き~主線は鉛筆ツールを使用します。
まず水色の鉛筆(太)で、おおまかに大体のポーズを決めます。
それが決まったら別レイヤーに、青色の鉛筆(細)で細かい下描きをしていきます。(と言っても、かなり雑な線を何本も引いて、後から消しゴムで気に入った線以外を消すようなやり方をしてます)
ex2.gif
青色の下描きが済んだら水色で描いたレイヤーは削除します。
(新しいレイヤーにだいたいの文身の形を描き入れました)
ex1.gif
これを元にまた新しいレイヤーに、黒色の鉛筆(青色の鉛筆より若干太め)で主線を入れていきます。(直線やあまりに長い線にはパスを使っています)
今回は後の作業の事を考えて、人物レイヤーと文身レイヤーに分けて主線をいれました。

主線が全て入ったら下描きレイヤーは削除します。


<2012年 追記>
今現在は、ここまでの作業は全てコミスタで行っております。

ex3.jpg
◆ 下塗り~本塗り ◆


(人物の塗り中は文身部分のレイヤーが邪魔なので、画面では見えなくしてあります)


下塗りの前に『イメージ→画像解像度→ピクセル寸法』で、画像サイズを1/2にします。(縦2000×横1600pixleなら、縦1000×横800pixleに)
これで鉛筆で描いたごつごつした線が、エアブラシで描いたような柔らかい線になります。

髪、目、肌でレイヤーを分け、下塗りをします。
自動選択ツールを使用しておおまかに塗った後、細かい部分を鉛筆ツール等で塗っていきます。塗り終わったら透明部分に保護をかけ、陰影をエアブラシで付けます。←本塗りの際の大体の目安なので、あまり深く考えずに付けてます…
ex4.jpg
上で塗った影の部分を、エアブラシでぼかしたり塗り足したりしながら、陰影のイメージを固めます。
ex5.jpg
その上に、更に濃い肌色でしっかりした影を付けます。
グラデーションを綺麗に出したい時にはブラシの強さを上げ、1、2回で決める感じ。厚塗り感を出したい時には強さを下げ、何度も何度もなぞるように塗っています。


余談ですが、女の子の肌はこんなにベタベタ塗らないです。
つやつや感を出したいので大抵はグラデ塗り…でも、男子でもこんなに筋肉描いたのは久々かも。クセになりそうです(笑)。

ex6.jpg
◆ 本塗り~色替え ◆


いつもだとこの後、肌にハイライトを入れるのですが、今回はあまりにも肌色すぎる人修羅君に違和感を感じてしまったので、色替えをする事にしました。
『イメージ→色調補正』でコントラストを上げて彩度を下げて、悪魔っぽい色に変えました。

髪の毛と瞳にハイライトを入れます。
ハイライトはエアブラシツールの覆い焼きカラーを使って入れます。その後、髪の毛は指先ツールでハイライト部分の形を整え、瞳にはエアブラシツールの焼き込みカラーを使って濃い色(猫目)の部分を塗ります。

本塗りが全て終わった所で主線の色替えをします。
透明部分に保護をかけ、回りの色より若干濃い色で塗っていきます。塗り終わった後は主線にもハイライトを入れます。
ex7.jpg
◆ 文身部分の塗り ◆


隠してあった文身部分のレイヤーを表示させます。
新しいレイヤーに、文身の内側を塗っていきます。
(そのままだと身体の影が見えなくなってしまうので、レイヤーを乗算レイヤーに変えました)
ex9.jpg
文身の主線レイヤーに透明部分の保護をかけ、オレンジ色で塗り潰した後に透明部分の保護を外し、『フィルタ→ぼかし→ぼかし(ガウス)』を使ってぼかしました。ぼかした時に肌の部分からはみ出してしまった部分は消しゴムで消してあります。
あと、光っているような効果を出したかったので、レイヤーを比較(明)レイヤーに変えました。


ここまで作業したら背景以外の全てのレイヤーを統合させます。その後再び『イメージ→画像解像度→ピクセル寸法』で画像サイズを1/2にします。(縦1000×横800pixleなら、縦500×横400pixleに)
縮小する事で色数は増えるのでファイルは重くなってしまうのですが、隣り合った色同士が良い感じにぼかされて、細かい部分が綺麗に仕上がる気がします。
画像がぼけ過ぎた時は縮小後に『フィルタ→シャープ→アンシャープマスク』で補正すると良いかと。
ex8.jpg
◆ 背景~完成 ◆


こうして背景だけ見せる機会ってなかなか無いですよね。元絵は結構粗いのですが、フィルタマジックでかなり綺麗に見えます。
でもこんな気合い入れて描いても、半分は人修羅で見えなくなる罠…(なので人修羅とカブる部分は途中から塗りが雑です;)


上半分のサンノウエリア部分に使用したフィルタは『フィルタ→アーティスティック→塗料』です。下半分の砂丘っぽいのはそのまま厚めにベタベタ塗って、指先ツールで引き延ばしてます。
ex10.jpg
(人修羅を乗せてみました)
ex11.jpg
これで完成でも良いのですが、人物と背景とをよりなじませる為に、茶色で塗り潰した新規レイヤー(彩度20%)を一番上に重ねました。
全体的に若干茶色っぽくなっているのですが、分かり辛い?;

以上で完成となります。
こ、こんなですがお役に立ちますでしょうか・・・?(汗)
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